仲良し夫婦に学ぶ夫婦円満の秘訣

夫婦生活

「近頃夫婦の会話が少なくなった」と感じていたり、夫婦関係がうまくいかず「こんなはずじゃなかった」と思ったりするなら、離婚の危機かもしれません。

そう感じて夫婦関係を良好にしたいと願う人におすすめしたい本があります。

「不機嫌な妻 無関心な夫 ~うまくいく夫婦の話し方~」という本です。
この本では「夫婦関係がうまくいかないのは会話がうまくいかないからだ」という考え方で、夫婦がうまくいく為のコミュニケーションについてのノウハウが書かれています。
かなり有名な本なのでご存じの方も多いかと思いますが、夫婦関係に悩んでいる人、そしてこれから結婚生活を送ろうとしている人にとってもかなり参考になることが書かれています。

今回はこの本から学んだ事を一部簡単にまとめてみました。

うまくいく夫婦の3つのタイプ

うまくいく夫婦は「3つのタイプ」に分けることできます。
それぞれ違った特徴があり、いずれのタイプも夫婦での暮らしにおいて、良好な関係を築くことが出来ている夫婦のカタチです。

①恋人タイプ

まるで結婚以前の恋人同士だったときのような関係にあるタイプ。
お互いの愛情表現やスキンシップも頻繁に行い、記念日も大事にするまさにラブラブな状態である夫婦。

②戦友タイプ

お互いの価値観が一緒で、将来の目標や計画を共有しながら一共に目指していくことが出来るようなタイプ。家族の未来に対しても明確なプランを話しあったり、お互いの役割を果たしながら一緒に成長しあえることを目指せる夫婦。

③同居人タイプ

シェアハウスで共同生活をしているような感覚を持って、きちんとルールやマナーを守ることができて程よい距離感にある関係。相手に干渉しすぎず、お互いに居心地の良さがあって、一緒にいて楽と思えるような夫婦。

うまくいく基本は「相手を他人と思うこと」

名前やあだなで呼ぶ

子どものいる夫婦では「ママ」や「パパ」と呼びがちになります。
しかしこの呼び方続けていると徐々に心の距離は遠くなってしまいます。

職場で仲の良かった同僚や先輩を「〇〇部長」なんて呼ぶようになると少し心理的な距離が遠くなる感じと同じです。

夫婦においても、お互いのことを名前やあだなで呼ぶようにすると心の距離は遠くなりにくくなります。いつまでも付き合っていた頃の感覚で呼びつづけれる夫婦って素敵ですよね。

お願いをごとを命令形にしない

相手になにか頼みごとをするとき「〇〇して」と命令形で言うと相手は良い気持ちはしません。

頼みごとをするときは「〇〇してくれる?」と言い換えるようにすると、命令形ではなくなって相手も受け入れやすくなります。
また、自分の為にしてくてたことに対しても「〇〇した?」から「〇〇してくれた?」と言い換えるだけで感謝の気持ちを表すことが出来ます。

「やってくれて当たり前」という感覚を捨てて、感謝の気持ちを話し方に表すことが、うまくいく夫婦のコツです。

相手の話は全身全霊で聞く

相手が話しているときにはしっかりと内容を把握するようにしましょう。
相手は大事なことをいっているかもしれませんし、本当は言いにくいと思うようなことを言っているかもしれません。
「へぇ」や「ふーん」といった気のない返事だと「ちゃんと聞いてくれていない」と不安な気持ちになり、イライラが募ってしまいます。

うまく相づちを打つことも意識して、聞き上手を心がけ、話している相手を安心させることが大切です。また「それはこれが原因だ」とか「こうすればよかったんだ」と、解決を急いだり相手の非を指摘するようなことはあまり必要ありません。

特に女性は「共感」を求める傾向が強く「とにかく話を聞いてほしい。」「同じ思いを感じてほしい」という気持ちで話をします。

話を理解されないととても落ち込み、不機嫌となってしまうのです。
相手の話には頭をからっぽにして、話の内容を理解し、共感をすることがなにより大切です。

愛情表現をきちんと行う

「愛している」「大好き」を伝える

日頃から愛情表現が多くできるのはうまくいく夫婦です。

「愛してるよ」「大好き」といった言葉をかけあうことで夫婦の幸福度は増していきます。
しかし、いきなりそんな言葉を言うのは恥ずかしいし、照れくさいという理由でなかなかうまくできないですよね。

愛情表現はそんな恥ずかしい言葉以外にも「ありがとう」で伝えることもできます。
自分の為に何かしてくれた時に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたり「そういう所好き」といったように伝えると、「愛してる」よりも言葉にするハードルが下がって言いやすいくなります。お互いにそんなやりとりを繰り替えしていると恥ずかしかった言葉も徐々に伝えることができていきます。

ほかにも、マッサージをしてあげたり、コーヒーを入れてあげたり、手をつないだりなど愛情表現のカタチはさまざまです。できることから数を重ねて、夫婦のコミュニケーションを重ねていくと自然とスキンシップもどんどん増えていきます。

相手を外でほめる

職場や友人たちといるときにはパートナーのことは褒めるようにするようにしましょう。

人は直接褒められるよりも、人づてに間接的に褒められるとうれしさがより大きくなります。
普段外で相手のことを「料理がうまい」とか「気が利く」といったように褒めていると何かの縁でそれが人づてに伝わったりします。そうすると相手は「そんなふうに言ってくれてるんだ」とうれしい気持ちになります。

逆に外で相手の悪口を言っていたり、不平不満ばかり漏らしているとそれが人づてに相手に伝わったときには悲しい気持ちさせ、相手も不平不満を爆発させることにもなりかねません。
それに、相手の良いところを見ることも出来るし、ポジティブな内容を話すことで自分の幸福度も高めることが出来ます。

よく「うちの嫁は全然ダメでね」なんて言う人がいますが、聞いていてもあまりおもしろい話じゃありませんよね。

大切なのは「感謝」と「思いやり」

うまくいく夫婦とは日常のスキンシップやコミュニケーションが円滑にできる夫婦です。

その為に大切なのは相手への感謝と思いやりです。話をよく聞き、感謝を伝え、お互いに気遣いができることが「うまくいく夫婦」の秘訣です。

いきなりすべてをうまくいくようには出来ません。
出来ることから少しずつ実践していき、定期的に夫婦のメンテナンスをしましょう。

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